タイ古式マッサージとは…

タイ古式マッサージは、タイ語でNuad Bo’Rarn=ヌアボーランと言います。これは、タイ語のマッサージという意味のヌアットと伝統的・古式という意味のボーランが合わせられ「ヌアット・ボーラン」となり、耳に聞こえる音としては「ヌアボーラン」となっているわけです。

タイ伝統医学・タイ古式マッサージの創始者

伝統医学/古式マッサージの創始者タイ伝統医学・タイ古式マッサージの創始者とされるシーヴァカ・ゴマラバー(ト)は、北インドの王家専属医師であり、アーユルベーダの治療法としての・タイ古式マッサージだけでなく、薬草(ハーブ)や鉱物などの自然薬(サムンプライ)を医術的に使用する大家でもあったのです。それと同時に、お釈迦様に帰依し仏教の発展にも貢献した人物と言われています。

タイ伝統医学の歴史

伝統医学/古式マッサージの図今から約2500年程前に、仏教の僧侶たちがインドからタイに移り住む形で仏教が伝来しました。そして、タイ伝統医学やタイ古式マッサージもこれと同時に伝わったと考えられています。その後、ラム・カムヘン王(1275年~1317年)の治世に仏教が国教とされ、タイ伝統医学は仏教文化の発達とともに進化してきました。当時の人々の社会生活の中心はワット(寺院)であり、タイ伝統医学・タイ古式マッサージの知識は何世紀にも渡って医師から弟子たちへ口頭で伝えられてきました。その時の医学書は仏教の経典と同様に重要書物とされ、当時の王朝アユタヤーに保管されていました。ところが、ビルマからの2回の攻撃により破壊され、残念なことに重要な医学書や政府の記録などは殆ど失われてしましました。
 その後、ラマ3世によって1837年にわずかに残った貴重な医学書を石碑に刻ませ、ワットポー敷地内の建物の内側や外側の壁に飾らせました。これらの記録には、人体を流れるエネルギーライン「SEN」が描かれ、前面図、背面図合わせて60枚の石碑に刻みこまれているほか、薬草の作り方も描かれています。これらの歴史的資料は、現在でもワット・ポーの敷地内で目にすることができます。

タイ伝統医学の考え方とタイ古式マッサージ

伝統医学/古式マッサージの像インドから入ってきたタイ伝統医学・タイ古式マッサージは、インドのアーユルヴェーダが基と言われています。その特徴は、病気の治療のほかに病気を予防すること、特に健康を保つための健康法が重要な位置を示しています。
 そのタイ伝統医学・タイ古式マッサージの哲学によれば、世界の万物は地(骨、筋肉)、水(血、汗、涙、尿など)、風(空気、気)、火(熱)の4要素でできており、健康で心身共に調和が取れた状態では、その4要素がお互いにバランスを保っており、病気や不健康な状態に陥った時は、それらの要素はバランスを失って痛みや苦しみを引き起こすと考えられています。なかでも、「風(空気、気)」の流れが多すぎたり、少なくなったりすれば、人は体調を崩し病気になると考えられました。
 これらの基本理論の中でも、タイ古式マッサージに最も密接な関係にある要素は、風(空気、気)=Lom(ロム)についての理論です。人の身体には風(空気、気)=Lomや生命維持に必要なエネルギー=Prana(プラーナ)の経路が72000本あり、これらをSENと言います。このSENは目に見えないもので、解剖学上確かめることはできません。
タイ古式マッサージは、その中でも最も重要な10本のSENを刺激するようにしてマッサージを行います。押す技や圧迫する技は、風(空気、気)=Lom(ロム)の流れを正常にし、数多くのストレッチは関節に溜まった風(空気、気)=Lom(ロム)を追い出すために考案されたものです。
(※タイ古式マッサージはタイ国では治療として認められていますが、日本国内ではあくまでもリラクゼーションとしての施術になります。)

タイ古式マッサージの効果

  1. 老化防止効果
  2. タイ古式マッサージは筋肉を十分にほぐすことで筋肉の老廃物を体外に排出し、酸素や栄養素を取り入れ、筋肉を若変えらせ柔軟にする効果があります。

  3. 呼吸調整効果
  4. ゆったりとしたタイ古式マッサージのリズムが呼吸のリズムを整え、深い腹式呼吸を促し半覚半眠の瞑想状態へと誘います。

  5. 歪み矯正効果
  6. タイ古式マッサージは左右対称に指圧する手技と骨盤・関節の矯正効果があるストレッチングが関節のズレ、身体の前後左右のバランスを整えていきます。

  7. リラックス効果
  8. マッサージで筋肉がほぐれると自律神経が本来のバランスを取り戻すします。それにより副交感神経が優位になり身体はもちろん心もリラックスすることができるのです。

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